突然ですが、
少子高齢化は日本の抱える大きな課題のひとつですね。
2016年、日本で生まれた赤ちゃんの数が、統計をとりはじめたのが120年前だそうですが
はじめて100万人を割ったそうです。
いわゆる出生率の低下です。
そして生まれてくる赤ちゃんは標準の2500gを下回る割合が増え
10人にひとり以上の赤ちゃんが、低体重出生児として生まれてきています。
アフリカのバングラディッシュなどの貧困国と同レベルだそうです。
2017年の春、そんな話をはじめてお聞きしました。
そして、その課題解決は、妊婦さんやプレママ、これから赤ちゃんを産む女性の健康が大きく関わっていると
だから、そんな人たちが安心して食べられるような北海道らしいアイスをつくろうと
そんなふうに私たちに声をかけて下さったのは、
北海道大学COI拠点のセンターオブイノベーション。
センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムとは、文部科学省が進めているプロジェクトだそうです。
10年後の未来、私たちや、私たちの子供たちの未来を考え、解決していくプロジェクトです。
低体重で生まれてきた赤ちゃん達は、生まれながらに成人病のリスクが大きいそう。
つまり、今、10人にひとりがそうなのであれば、この子たちが大人になった頃
国の医療費は今よりも、比べものにならないほど大きくなるであろう、ということ。
そして、低体重出生児は、生まれた時は小さくても、大きくなってから肥満になる可能性が大きい、
知的発達スコア、社会性発達スコアが低いという調査結果も出ているそうです。
医療費問題に加え、未就職率、貧困率などに結びついてくることが予想されています。
私たち川島旅館としまして、北海道大学COIとともに、子供たちの健康課題に向かって
取り組むことを決めました。
そして、川島旅館のプリンやバターの原材料となる豊富牛乳を製造している豊富牛乳公社さん
製造元としてパレタスさんと協力して、アイスをつくろうとプロジェクトを立ち上げたのです。
高齢の方、療養中の方、妊娠中の方や子供たち、誰もが安心して食べられるアイスづくりに挑戦しました。
通常アイスの原材料として使用されるのは脱脂粉乳。
搾乳された生乳の中でも、ランクの低いものが脱脂粉乳の原材料とされるケースが多く、近年では国産のアイスであっても、輸入の脱脂粉乳が使用されることが増えてきたようです。
私たちのアイスは無添加であることに加え、良質な生乳からつくるアイスにこだわりました。
製造には脱脂粉乳からつくるアイスに比べ、大きなエネルギーと技術を要しましたが、PARETASの技術により良質で優しい味わいのアイスとして仕上げることができました。
アイスは、海外では病院食として出されることの多い食品です。
熱があったり食欲のない方でも、少量で滋養をとることができ、冷たく口の中で溶けるので、高齢の方でも安心してお召し上がりいただけます。
無添加ですので、もちろん小さいお子様にも安心してお召し上がりいただけます。
フレーバーには北海道産のいちごやブルーベリーなどの果実、北海道の中でもトップクラスの乳質を誇る北海道豊富町の生乳、生クリーム、バター、ヨーグルトを使用しております。
新発売のアイスバーをぜひお召し上がり下さい。
川島旅館 × パレタス フローズンミルクバー
まずは横浜タカシマヤにて販売開始いたします。
2018年4月18日~4月30日